歯磨きをしても防ぎきれない?夜食が歯に与える思わぬダメージとは
「夜遅くにお腹が空いて、ついつい何か食べてしまう」
「夜、テレビを見ながらスイーツを食べるのが好き」
でも、「食べたあとにちゃんと歯磨きしているから大丈夫」
そう思っている方は多いのではないでしょうか?
もちろん、夜食のあとに歯磨きをするのはとても大切なことです。
ですが実は、夜食には歯磨きだけでは防ぎきれない、歯へのダメージが潜んでいるのです。
今回は、夜食がなぜ歯に負担をかけやすいのか、そしてどうすれば上手に付き合っていけるのかを、わかりやすくお話ししていきますね。
夜食が歯にダメージを与えやすい理由
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寝ている間に唾液で洗い流すことができない
私たちのお口の中では、唾液がとても大切な役割を果たしています。
具体的には、唾液には、食べかすを洗い流す、酸性に傾いたお口の中を中性に戻す、溶けかけた歯の表面を修復する、といった働きがあります。
ところが、眠っている間には唾液の分泌量がぐっと少なくなります。そのため、寝る直前に食べたものの影響が、朝までお口の中に残りやすくなってしまうのです。
お口の中が「酸性」の時間が長くなる
むし歯は、お口の中の細菌が糖分をもとに酸を作り、その酸が歯を溶かすことで起こります。
日中であれば、食事のあと唾液の力で少しずつ酸が中和されていきますが、夜は唾液の量が減るのでその力が弱まります。つまり夜食は、歯が溶けやすい状態を長引かせてしまうのです。
歯磨きをしても防ぎきれないのはなぜ?
歯ブラシが届きにくい場所がある
むし歯の多くは、歯と歯の間や奥歯の溝から始まります。こうした場所は、どんなに丁寧に磨いても歯ブラシだけでは汚れを落としきれないことがあります。
厚生労働省の情報サイトでも、「歯磨きをしていればむし歯は防げる」という考え方は、現在では正しくないとされています。夜食のあと、磨き残しがあると、その部分が一晩中むし歯の原因菌にさらされてしまうのです。
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夜食と一緒にとる飲み物にも注意
夜食のお供に、甘いジュースやお酒、スポーツドリンクなどを飲んでいませんか? これらの中には糖分や酸を多く含むものがあり、夜食そのものよりも歯への負担が大きくなることもあります。また、お酒には利尿作用があるのでお口が乾きやすくなり、唾液の働きがさらに弱まってしまいます。
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胃酸の逆流で歯が溶けることも
食べてすぐ横になると、胃の内容物が逆流しやすくなることがあります。胃酸はとても強い酸なので、繰り返しお口の中に上がってくると、むし歯とは別に「酸蝕歯(さんしょくし)」といって、歯の表面が溶けてしまう原因になります。
これは歯磨きでは防げないダメージですので、食べるタイミングそのものを見直すことが大切です。
参考:オムロン ヘルスケア「歯が溶ける? 酸蝕歯に気をつけよう」
夜食と上手に付き合うためのポイント
寝る2〜3時間前までに食べ終える
できるだけ、就寝の2〜3時間前までには食べ終えるのが理想です。唾液がしっかり働いている時間のうちに、お口の中を中性に戻してあげましょう。
だらだら食べを避ける
テレビやスマートフォンを見ながら少しずつ食べ続けると、お口の中が酸性の時間がどんどん長くなってしまいます。夜食をとるなら、量と時間を決めて食べるようにしてみてください。
寝る前はフロスや歯間ブラシもプラス
夜は一日のうちで最も丁寧に歯磨きをしたい時間です。歯ブラシに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯と歯の間の汚れまでしっかり落としましょう。
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定期的に歯科医院でチェックを
ご自宅でのケアだけでは落としきれない汚れや、初期のむし歯は、歯科医院でのチェックやクリーニングで見つけることができます。夜食の習慣がある方こそ、定期的な受診をおすすめします。
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まとめ
夜食は、寝ている間に唾液が減ることや、磨き残し、胃酸の逆流などによって、歯磨きだけでは防ぎきれないダメージにつながることがあります。
大切なのは、「夜食を我慢すること」よりも、食べるタイミングや食べ方を少し工夫することです。寝る前の時間を意識して、丁寧なケアと定期的な検診を続けていけば、歯を健康に保つことは十分にできますので、今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。




















