歯、歯茎を吸ったら臭い!何が原因?
目次
今回は、このような場合、どのようなことが原因になっているのか、可能性として考えられることをご紹介していき、対策についても併せてご提案していきます。
歯や歯茎を吸うと臭う、変な味がする原因
◆歯周病
歯周病がある程度進行してくると、歯を支えている骨が吸収し、歯と歯茎の境目の溝が深くなって歯周ポケットという深い溝ができてきます。その溝には細菌が繁殖しますので、吸うと臭い匂いがします。特に歯石が溜まっている場合には、さらにそのような状況が起こりやすくなります。
対策としては、歯磨きを丁寧にやることはもちろんですが、それだけでは不十分なので、定期的に歯科で歯石除去、歯周ポケット内部の洗浄をしてもらうことがとても大事です。
◆虫歯
虫歯が進んで穴が開くと、その部分に食べかすや細菌が溜まり、それが匂いの原因になります。
虫歯の場合には、気づいた時点で早めに治療をしないと、痛みが出る、もしくは歯がダメになってしまう可能性がありますので、放置しないようにしましょう。
◆詰め物・被せ物の不適合
詰め物や被せ物というのは、本来、歯と段差のないような状態で入れられますが、年月が経って、欠けたり、虫歯ができたりすることなどが原因で段差ができると、その部分に細菌が繁殖し、悪臭を放つようになります。
もし詰め物や被せ物のある部分が臭う場合には一度、歯科でチェックしてもらうことをお勧めします。
◆歯と歯の間の汚れが落ちていない
歯磨きが十分にできておらず、歯と歯の間に食べかすや歯垢が溜まっている場合、食べ物の腐敗臭や細菌の出す臭気が変な匂いや味の原因となります。
歯磨きをする際、歯ブラシだけで歯磨きをしていると、歯と歯の間汚れが取りきれずに残ってしまう可能性が高いので、1日に1回でもいいので、デンタルフロス、もしくは歯間が大きめの場合には歯間ブラシを使って清掃することをおすすめします。
◆その他
上記以外にも、歯が割れてしまっている場合や、歯根の周囲に膿が溜まっている場合など、膿が出る状況になっている場合には、吸うことで膿の味や匂いがすることがあります。
以上、歯や歯茎を吸って臭い味や匂いがする原因をご紹介しましたが、いずれにしても、いつも同じ場所、特定の場所からそういったことが起こる場合、その部分にはなんらかの異常が起こっている可能性がありますので、心当たりのある方は一度歯科で診てもらうことをおすすめします。