歯を失うだけじゃない歯周病、こんな人は気をつけて!
目次
歯周病は、お口のケアをしっかりと行うことで予防が可能ですが、生活習慣の違いなど、人によってリスクが異なります。今回は、歯周病のリスクを高めやすい人はどんな人なのか、ということについてご紹介します。
歯周病のリスクを高めやすい人
◆タバコを吸う人
タバコは歯周病のリスクを高める危険因子です。タバコを多く吸う人ほど、歯周病にかかりやすく、治療をしても治りにくいことがわかっています。
◆お口のケアを怠りがちな人
歯周病の直接の原因は、歯の周囲についたプラークです。そのため、歯磨きをしていない人はもちろんですが、歯磨きをしていても、きちんと磨けていない人は歯周病のリスクが高まります。
◆食生活が乱れている人
細菌の塊であるプラークは、細菌が糖分を餌にすることで作られます。そのため、糖分を多く摂っていたり、間食が多かったりするような食生活をしていると、歯周病のリスクが高まります。
◆歯並びが悪い人
歯並びが悪いと、歯磨きをしても隅々まで歯ブラシが届かず、磨き残し部分から歯周病が起こりやすくなります。
◆糖尿病にかかっている人
糖尿病にかかっていると免疫力が落ちますので、色々な感染症にかかりやすくなり、歯周病にもかかりやすくなります。
◆肥満の人
ある調査によると、体脂肪率が5%上昇するごとに歯周病リスクが30%増加するという報告があります。 また、内臓脂肪の多い人は歯周病の発生率が高いという結果も出ています。
その理由として、肥満によって免疫が低下し、脂肪細胞から出される物質が歯の周囲の骨を溶かしたり、毛細血管の血行を悪くしたりするということが考えられています。
◆歯ぎしりをする人
歯周病にかかっている人が歯ぎしりをすると、歯の周囲の骨の吸収速度を速め、一気に歯周病が進んでしまうことがあります。
以上に当てはまる項目が多いほど、歯周病に関するリスクが高いと言えます。
心当たりのある人は、改善できるところは改善して、自分で解決が難しいことに関しては、歯科で相談してみることをおすすめします。