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歯科コラム
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お子さんの下唇に水ぶくれ、その正体は

目次

お子さんの下唇に水ぶくれのようなものができている場合、それは粘液嚢胞(ねんえきのうほう)かもしれません。粘液嚢胞は特に痛みを感じることはありませんが、お子さんが気になって噛む、もしくは誤って噛んでしまうといったことで悪化することがあります。

今回は粘液嚢胞とはいったいどんなものなのか、またその治療法についてご紹介します。

粘液嚢胞とは

粘液嚢胞とは、下唇の内側に発生することの多い水疱で、まれに舌や頬粘膜にできることもあります。粘液嚢胞の正体は、唇や頬を噛むことでそこに存在している小唾液腺の開口部を損傷し、開口部が塞がれ、唾液がそこに溜まってしまった状態です。

粘液嚢胞は特に年齢の低い子どもに起こりやすく、歳を取るにつれて発生頻度は減っていきます。一度できると、気になってわざと噛んでみたり、食事の際に誤って噛んでしまったりなどして再度損傷し、破れてはまた膨らむ、ということを繰り返しやすくなります。

粘液嚢胞の症状

粘液嚢胞は、通常直径数ミリ程度の大きさで、唾液を内部に含むため色は透明です。
水疱ができている時には痛みは通常感じませんが、噛んでつぶれるとヒリヒリした痛みが出ることもあります。

粘液嚢胞は何度も潰れて再発する、ということを繰り返すうちに表面がだんだんと白っぽく、さらには青紫がかっていきます。硬さも最初はやわらかいですが、大きくなるにつれて硬くなっていきます。

粘液嚢胞の治療法

粘液嚢胞は、刺激しなければ自然に治ることが多いですが、お子さんがわざと噛んでしまったり、誤って噛んでしまったりということを繰り返しているとなかなか治らず、悪化していきます。

水疱は大きくなるにつれて噛みやすくなってしまうので、なかなか治りにくくなっていきます。
そうなってしまった場合には、外科的に嚢胞を切開して摘出する必要性も出てきます。
摘出の際には、再発を防ぐために、通常、周囲の小唾液腺も一緒に取り除きます。

処置自体は短時間で終了しますが、治療後数日は傷口が痛むこともあります。とくに口の中は食事によって刺激を受けるので刺激しない食べ物を口にするなど気を付ける必要があります。

なお、摘出をしても少ないケースでは再発することがありますので、手術後も経過を観察していく必要があります。

もしお子さんの下唇に無痛性の水ぶくれができているのを見つけたら、まずは噛まないようによく言い聞かせるようにしてください。お子さんが噛まないようになれば自然に治ることも多いからです。もしなかなか改善しない場合には歯科医院に相談してみましょう。

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