小児予防歯科

乳歯が虫歯になったらどうしましょうか?いずれ抜けてしまう歯だからかまわないのでしょうか?いいえとんでもないことです。
乳歯の虫歯はこのあとで生えてくる永久歯にも大変悪い影響を及ぼします。もちろんお子様の健康や発育にもよくありません。常にお子様のお口の中を観察してください。生涯ずっと健康な歯でいられるための第一歩をお母さんの手で守ってあげましょう。
虫歯になってしまったら、歯科医院で削って詰めてどんなに上手に治療できても自分の持っていた天然の歯とは較べものになりません。まして、抜いてしまったら・・・。自分の歯で何でもよく噛んでおいしく食べてたり、大きな口をあけて心の底から笑ったり、美しい顔貌を保ったり・・・、そんな「質の高い生活」を送らせてあげてください。
ブラッシング
大人が磨いてあげていますか?(7才まではお父さん、お母さんが最後の仕上げを)
仕上げにフッ素入り歯磨き粉を使いましょう。
歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじ)にフッ素入りの歯磨き粉を少量つけて使うと効果的です。
キシリトール入りのガム
食事やおやつを食べたらかみます。
酸が唾液によって中和されます。
唾液が多く出ることで歯垢が落ちやすくなり、再石灰化が促進されます。
よくかんであごの発育。
夜、ブラッシング前に噛むと効果的です。
1日3回以上、5~10分間ぐらいかみます。
フッ素の利用
歯の質の強化、酸に対して溶けにくい強い歯をつくる働きがあります。
酸の産生をおさえる。(歯磨き剤、フッ化物溶液で洗口、歯面へのフッ化物添布)
シーラント
虫歯菌は溝が大好きです。6歳臼歯が生えてきたら、噛む面の深い溝を透明な「シーラント薬」で埋めて、プラークが入らなくすると、虫歯予防に効果的です。
かみ合わせ
下顎が上顎より前に出ているかな?と思ったら、すぐに歯科医に相談しましょう。(反対咬合)
プラークコントロールとは
口腔内の歯垢(プラーク)を減らすことです。
プラーク(歯垢)はただの食べカスではなく、細菌の塊です!

この細菌が産生する「酸」や「毒素」が虫歯や歯周病の主な原因なので、プラークコントロールをしっかりと行って細菌の数を減らせば、虫歯や歯周病を予防・改善させることができるという訳です。
クリーニング

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは「プロフェッショナルな専門家による器具を使ったお口のクリーニング」のことです。 きれいになるということはもちろんですが、もう1つ重要な目的があります。
最近の研究によれば、「むし歯や歯周病は、ある特定の細菌によっておこる」ことがわかってきました。つまり、その細菌たちを口の外に追い出せば、ほとんどの歯の病気は防げるということです。つまり、「PMTCは予防の要」でもあるわけです。
むし歯や歯周病の原因になる、歯の表面に付着し成熟したプラーク「細菌バイオフィルム」は、強力に付着しているため、歯ブラシでもなかなか取り除くことができません。
また、他の異物の侵入を拒否する性質があるため、うがい薬などの効果も限定的です。
PMTCは、「細菌バイオフィルム」をはがしとる手段として、最も効率的かつ効果的な方法と考えられています。通常スケーリングの後に行います。
定期検診について
虫歯の進行
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| 冷たいものがしみるようになって来院 | 調べてみると大きな虫歯になっていました |
二次カリエス
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| すき間にものがはさまるようになって来院 | 詰めものをはずしてみると、 こんなに虫歯が広がっていました |
歯周病の進行
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| 10年前のX線写真 | 歯がぐらつくように感じて来院 歯を支える骨がなくなってきていました |
補綴物の脱落
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| ブリッジが動くようになり来院 | ブリッジの中が虫歯になっていました |
早めに来院し、チェックやメインテナンスをしていたら、進行を止めたれたかもしれません。
定期検診のススメ
初来院

ある患者さんのケースです。歯肉が腫れて出血すると来院された方。歯肉炎が見られたので、歯石を取る治療とブラッシングの練習をおこないました。
出血も治まり、歯肉も引き締まりました。

治療後の様子です。
治療後は、定期検診には一度も来院されませんでした。
4年半後に来院

歯周病が進行していました。歯周病の治療と、もう一度ブラッシングの練習を行いました。このときに定期検診の重要性をしっかりご理解いただきました。
下がってしまった歯肉は元には戻りません。

それから3年経過した写真です。
前回の治療から、半年毎に定期検診を受け続けました。歯肉の状態は落ち着いていて、歯周病は進んでいません。

さらに6年後の写真です。以前よりも健康的な歯ぐきになっています。
歯肉の状態は良好です。歯周病も進んでいませんが、歯肉が下がって出てきた歯根面は虫歯になりやすくなります。













